日頃の育児の中で、「子どもがなかなか寝ない!」と焦ったことはありませんか?
育児書を読んで色々試してみても効果が出なかったり、周りの子はよく寝ていると聞いて焦ってしまったり、お子さまが寝ないことに不安になるおうちの方も多くいらっしゃる様です。
そこで今回は、お子さまの寝ない原因を探りつつ、寝かしつけで試せる裏技とコツを紹介していきます。
ぴょんた
保育士ふーみん
今回は寝かしつけをする環境とテクニックに触れていくよ!
それでは見ていきましょう!
目次
睡眠時間の長さはどれくらい?
「子どもが寝ない!」
と言うお悩みを持つ方の中には、そもそも何時間寝るのがいいのかなと疑問を持つ方も多いのではないでしょうか?
そこで、はじめに年齢別に睡眠時間について解説していきます。
保育士ふーみん
ちょうどいいと感じる睡眠時間もお子さまによってそれぞれ異なります。
「だいたいこれくらいの時間なんだな」
と参考にする程度に捉えてみてくださいね😁
0歳の睡眠時間ってどのくらい?
0歳のお子さまの平均睡眠時間はこちらです。
年齢 | 睡眠時間 |
0ヶ月 | 約16〜20時間 |
1〜4ヶ月 | 約14〜17時間 |
4〜8ヶ月 | 約13〜16時間 |
9〜12ヶ月 | 約11〜12時間 |
0歳の赤ちゃんは(特に月齢が低い年齢だと)昼間と夜の区別がまだついていません。
その為、まとまって眠るというよりも、
「少し寝て、ミルクを飲んでまた寝る」
この繰り返しの生活で過ごします。
月齢によっても、少しずつ時間が変わってくるようです!
1〜6歳の睡眠時間ってどのくらい?
1歳〜6歳のお子さまの平均睡眠時間はこちらです。
年齢 | 睡眠時間 |
1歳 | 昼寝:1〜3時間 夜:10時間 |
2歳 | 昼寝:1〜3時間 夜:10時間 |
3歳 | 10〜13時間 昼間に眠くならず夜にまとまって眠れたら お昼寝はしなくて⭕️ |
4歳 | 10〜13時間 |
5歳 | 10〜13時間 |
6歳 | 9〜13時間 |
睡眠時間は年齢によってさほど変わりませんよね!
違いとしては、お昼寝の時間の長さがあります。
年齢が上がると体力もついてきて、3歳以降ではお昼寝をしなくても夜まで過ごせる子も出てきます。
次は子どもたちが寝ないのはなんでなのか、どうしたら変えられるのか探っていこう!
ぴょんた
夜の寝つきが悪い!原因別に日中にできる解決策を解説
次に、夜の寝かしつけで寝つきが悪い原因として考えられることと、その場合の解決策を解説していきます。
原因1:お昼寝が長い(とる時間が遅い)
1日のうち、お昼寝の時間は何時間くらいとっているでしょうか?
睡眠時間はお昼寝と夜の寝ている時間の合計なので、お昼寝の時間が長いと夜に寝る時間も短くなります。
また、お昼寝を開始する時間が遅くなってしまう時も、夜に寝る時間はずれてしまうでしょう。
どうすればいい?
そんな時は以下の方法を試してみましょう! 夜に寝つきが悪い理由の1つに、日中の活動量も関わってきます。 人間は、疲れたら寝て体力を回復するという体の仕組みがあります。 お子さまの中には、遊んでいてもあまり体を動かしていないと言う子もいるのではないでしょうか? そんな時は日中に以下のことを試してみましょう! 室内で出来る遊びについては、こちらの記事で解説してありますのでぜひご覧ください↓ 夜になっても、おうちにある魅力的なおもちゃを見ると 「眠いなら眠ればいいのに!」 そんな時はこれらを試してみましょう! お子さまの生活スタイルのなかで、朝起きる時間、食事時間、お風呂に入る時間、寝る時間を振り返ってみましょう。 そういった理由で、寝るまでに時間がかかってしまうことがあります。 そんな時はこれらを試してみましょう! なかなか寝られない原因がわかってきたところで、具体的な寝かせ方の裏技とコツを紹介します。 大人の脈の速さに合わせた速さ(人によって差がありますが♩=80ほど)でトントンしましょう。 大人の脈に合わせた速さに調整する理由は、お子さまがお母さんのお腹の中にいたときの血流音と心拍音を聞いていたことから、これに近い速さのテンポを聞くととても安心するのです。 トントンのコツを紹介! ♩=80ほどの速さとは、だいたい「アンパンマンのテーマ曲」のテンポの速さに近いです。 うとうとしてきたら、少しずつ速さをゆっくりにします。 トントンする場所は? お子さまによってトントンして欲しい体の箇所は異なります。 寝る時にリラックスできるような音楽を流しましょう。 音楽を流す時のコツを紹介! お子さまが好きなアニメの曲など、好きだからこそ興奮してしまう様な曲は避けましょう。 また、子守唄でも代用が可能です。 出典:youtube 寝る前に必要なのは着替えなどの準備に加えて、 お子さまは、特に年齢が低いと見通しを持って動くことがまだ難しくできません。 習慣を作るコツを紹介! 生活習慣を整えて(ある程度同じ時間に同じことをする習慣を作る) 寝る前に決まった場所で本を読んだり、あかりを暗くしてマッサージをするなどスキンシップをとったりするなど、寝る前の習慣を作りましょう! なかなか寝ないお子さまの中には、 意固地になっているお子さまは 寝るよと言わない寝かしつけのコツを紹介! 寝ると言う単語を聞くと反応してしまっている場合には、 気づいたら疲れて眠っているということもあります。 お子さまがなかなか寝ないときの関わり方ってとっても難しいですよね! いつも寝かしつけている人がママさんだと、たまにパパさんが寝かしつけをしても泣いてしまうなんてこともあるでしょう。 しかし、寝かしつけはママさんにしかできないことではなく、パパさんや他のご家族でもできることです。 ご家族の誰もが寝かしつけを出来る様にする為に必要なのは、以下の2つです。 いつもママさんが寝かしつけをしている場合は、その様子をパパさんに共有しましょう。 そして、パパさんや他のご家族も「ママさんにしかできないこと」と捉えない様にしましょう。 保育士ふーみん いかがでしたでしょか? いくつかの原因に対する解決策の提案と、寝るときに使える裏技を解説しました! とはいえ、寝ない子は何をやっても寝ないと言うこともあるのが育児の難しいところですよね! おうちの方のやり方が悪いわけじゃなく、色々方法を探して試してみる、と言うことだけで十分なことでもあります。
1日の中で睡眠時間することが大切です。
眠くなる時間を調整すると良いでしょう。原因2:体が疲れていない
体力がつくとお昼寝が必要なくなるように、夜に眠くならないということも考えられます。どうすればいい?
原因3:寝る前に興奮している(遊びたい)
「まだ寝たくない」
「まだ遊びたい」
と、眠い状態であっても起きていようとするお子さまもいらっしゃいます。
とおうちの方も思ってしまいますよね。どうすればいい?
もうすぐ寝る時間だと分かる様にしましょう
体も心も興奮しない様にしましょう
穏やかに過ごし眠りに向かえる様にしましょう原因4:生活習慣が不規則
これらの時間が毎日不規則になっていると生活の見通しが立たないので、お子さまが気持ちの切り替えをしにくくなってしまいます。どうすればいい?
寝る心の準備ができる様にすることが大切です。寝る時に使える裏技とコツを教えて!
ぜひ試してみてくださいね!裏技1:背中をトントンする
頭の中で歌いながらそのスピードでトントンしてみましょう。
寝た後にやめてしまうと、眠りが浅く少しの物音で起きてしまうことがあります。
もすぐ辞めるのではなく、2~3分は続けましょう。
そうすると、深い眠りにつきます。
背中だけではなく、手を握ったり、足を撫でたりする方が落ち着くと言う子もいるので、何度か挑戦してお子さまの様子をみてみましょう。裏技2:音楽を流す
これは裏技1と似ていて、大人の脈の速さに合わせた速さ(♩=80ほど)が安心すると言う事と、「寝る時間だよ!」という合図になることが理由です。
おうちの方が何度も「寝るよー!」と言う必要もなく、お子さまも寝る為に気持ちの切り替えをすることができていきます。
オススメはオルゴール調の曲です。
余裕があれば子守唄にも挑戦してみるといいかもしれません。
裏技3:寝る前の習慣を作る
「これから寝るよ!」
という心の準備です。
その為、今自分は遊びたかったのにパパやママが
「寝るよ!」
といい、次にいつ自分のしたかった遊びができるかわからない状態になると
「いや、今遊びたいの(遊ばないと)!」
と思ってしまいます。
「あの後には遊べて、あの後には寝るんだ」
と分かる状態を作ることが効果的です。裏技4:「寝るよ!」と言わない様にする
「寝たくないの!」
と意固地になってしまっているお子さまもいます。
「寝るよ!」
「寝なさい!」
など、寝ると言う単語を聞くと反応して逆に起きようとしてしまう場合があります。
「寝ないの!」
と言うお子さまの言葉には特に反応しない様にしましょう。
そして、おうちの方も「寝るよ」と言わずに、背中をトントンしたり安心できるような体勢にさせて静かに過ごせる様にさせましょう。ご家族でお子さまが寝る時の様子を共有し合おう
また、パパさんが寝かしつけをしている時お子さまが泣いてしまうなど戸惑っていてもグッとこらえて見守ることが大切です。
こうすることで、お子さまとの触れ合いも増え、ご家族で育児を分担でき、ご家族のいい関係づくりにも繋がるかと思います😉
まとめ
そういったことを心のどこかに置きつつ試してみていただけますと幸いです😃