赤ちゃんの抱っこにおいて
「抱っこがなかなかうまくできない…」
「腰が痛くなってしまう」
こんなお悩みはありませんか?
赤ちゃんの抱っこについてお悩みを抱えている方は多くいらっしゃいます。
そこで今回は、赤ちゃんが安心でき、おうちの方への身体への負担も少ない抱っこの方法を解説していきます!
抱っこの参考にしていただけますと幸いです^^
目次
抱っこには横抱っこ・たて抱っこがある
抱っこには基本的に以下の2つの抱き方があります。
- 横抱っこ
- たて抱っこ
詳しく解説していきます!
横抱っこをご紹介
横抱っこってどういう抱き方?
- 首の座っていない低月齢の赤ちゃん向け
- 首から頭をしっかりと固定させた抱っこの仕方
横抱っことは、首の座っていない低月齢の赤ちゃん向けの抱っこのことを言います。
赤ちゃんがおうちの方の腕の中で仰向けの姿勢になる抱っこです。
首から頭をしっかりと固定できる横抱っこは、赤ちゃんの安全性を考えるととても安心できる体制でもあります!
首がまだ座っていないことを目安として、低月齢の赤ちゃんは基本的に横抱っこをしましょう。
横抱っこはどうやるの?
それでは早速、抱っこの方法について説明していきます!
赤ちゃんへ「抱っこするね!」の声かけを忘れずに伝えましょう。
仰向けになっている赤ちゃんの頭の下に手を入れ、手のひらで頭と首をしっかりと支えます。
赤ちゃんの頭だけでは赤ちゃんが安定せず、首だけを持つと首を絞めてしまうことにつながってしまうので注意しましょう!
持ち上げる前に両手で身体全体を支えます。
おうちの方の片方の手を赤ちゃんの右足と左足の間(股下)へ差し入れて、腰からお尻にかけて支えましょう。
頭と首、そしてお尻を支えたらゆっくりと浮かせます。
赤ちゃんとはいえ重さは結構あるので、ママさんパパさんの身体から離れない様に抱き上げる様にしましょう。
おうちの方の体への負担も少なく抱き上げることができます。
抱き上げた後は、安定する様に下半身を支えている足側の手でお尻がさらに安定する様に腰からお尻の位置でパパさんママさんの手の位置を調整しましょう。
頭側の手は、できれば手首ではなく腕全体で頭を支え、赤ちゃんの頭を肘の内側に置くようにすると負担が少なく抱っこできます。
保育士ふーみん
手首だけでなく頭と首を肘の内側で支える様にする抱っこは、腱鞘炎にならないために多くの方が使っている裏ワザです。
ぜひ使ってみてくださいね!
縦抱っこをご紹介
たて抱っこってどういう抱き方?
- 縦抱っこは首がすわってから
- 胸から肩くらいの高さで抱く
たて抱っことは、赤ちゃんの頭が足よりも上にくるたてでの体制の抱っこの仕方のことを言います。
お子さまにもよりますが、横抱っこだと機嫌が悪くなってしまう子もいるので、首がすわったら多くの時間をこのたて抱っこで過ごすことになります。
基本的には首が座ってない月齢では横抱っこですが、必ずしもたて抱っこをしてはいけないということではありません。
保育士ふーみん
注意点として、首が座っていない時は頭と首を意識してしっかりと支えながらたて抱っこをするということです。
ぜひ意識してみましょう!
たて抱っこってどうやるの?
たて抱っこの方法について説明していきます。
仰向けの姿勢でいる赤ちゃんの両脇に手を入れます。
この時、おうちの方の親指は脇の上側に入れて他の4本の指は下側に入れましょう。
脇に入れていた手で首と頭も支えつつ抱き上げましょう。
肩甲骨から赤ちゃんの後頭部を覆うように手を添えて持ち上げます。
利き手で首から頭を支えつつ、もう片方の手で身体全体を支える、もしくはお尻を支えて腕にお尻を乗せるようにすると抱っこの完成です。
保育士ふーみん
この3つを支えると、安定した抱っこになりますので、意識してみましょう!
抱っこから赤ちゃんを下ろす時は?
抱っこからベッドやお布団に赤ちゃんを下ろす時は、縦抱きと横抱きのどちらも以下の3つのポイントを意識してみましょう!
- 頭と首の後ろをしっかりと手で支えて固定させる
- ゆっくりとお尻→背中→頭の順番で下に下ろす
- ゆっくりと支えていた手を抜く
背中をつけると起きて泣いてしまうときは?
寝かせるために一番頭を悩ませるのは、背中をつけると赤ちゃんが起きて泣いてしまうということですよね!
赤ちゃんがお腹の中にいるときには基本的にエビのような姿勢で丸まっていたこともあり、背中がついてまっすぐになってしまうと刺激で起きてしまうようです。
そんな時には、できるだけまるまって寝られるように以下のことを気をつけてみましょう!
ぜひ試してみてくださいね!
腰痛・腱鞘炎にならないようにするためには?
赤ちゃんを抱っこしていると、おうちの方が腰痛になってしまったり、腱鞘炎になってしまったりという事が多くあります。
抱っこによって起こる腰痛や腱鞘炎を、できるだけ起こさないようにする為の方法について解説します!
まっすぐに立って抱っこをしよう
おうちの方の背中が反らない様に、まっすぐに立って抱っこをする様に心がけてみましょう。
「まっすぐに立つ」のは当たり前だと思うかもしれませんが、多くの方が知らぬまに骨盤が前に出て、腰を少し反ってしまった体勢で抱っこをしていることがあります。
これは、主に腰で赤ちゃんの重さを支えてしまっている状態です。
身体が反っていると腰への負担が増えてしまい、腰痛にも繋がってしまいます。
そして、おうちの方が大変だと感じる抱っこの仕方は、赤ちゃんにとっても負担がかかる体勢であることが考えられます。
背中を反った状態で抱っこすると、赤ちゃんも同じ様に後ろに反ってしまう体勢になってしまうのです。
赤ちゃんの首にも負担がかかり、のちに口内への影響が出て歯並びが悪くなったり、滑舌に問題がでてくる可能性もあります。
意識してまっすぐに立って抱っこをしてみましょう。
抱っこの時はひじ内側全体で支えよう
抱っこを長い時間、そして何回も繰り返すことで腱鞘炎になってしまう方が多くいらっしゃいます。
その原因はズバリ、手首だけで重さのある赤ちゃんの頭から首までを支えてしまうからだと言えます。
頭だけでなくても、身体のどの部分を支えるにしても手首だけで支えるのは限界があります。
そんな時の解決策はひじの内側全体で赤ちゃんの身体を支えるという事がお勧めです。
赤ちゃんの身体を引き寄せてなるべく重さが外側に行かない様に注意しつつ、抱っこの時はひじ内側全体で支える様にしてみましょう。
まとめ
いかかでしたでしょうか。
赤ちゃんの抱っこの基本を解説してきました。
今回紹介した抱っこの方法は、赤ちゃんが生まれた方のご友人やご家族などにも知っていただけると嬉しい方法です!
ぜひ、今後の育児の参考にしてみてください^^