今回の記事は、子どもの身体の発達に効果的な習い事について解説していきます!
「自分が子どもの頃に経験できなかったことをさせたい」
という思いで子どもの習い事を考えるパパさんママさんは多いのではないでしょうか?
2017年の習い事人気ランキングでは以下の結果が出ています。
第1位 水泳 40.8%
第2位 英語・英会話 27.7%
第3位 ピアノ 20.3%
第1位 英語・英会話 24.9%
第2位 水泳 19.1%
第3位 書道 14.3%
出展:リクルートhttp://www.recruit-mp.co.jp/news/pdf/20171005_02.pdf
しかし、結局どんな習い事をさせるのが一番役に立つのか分からないなんて事もありますよね!
そんな子どもの習い事(今回は運動系)の疑問に対して将来役に立てるような年齢に合った習い事を紹介していきます。
目次
物事の吸収しやすい時期と吸収しにくい時期を把握しよう
習い事を考える上で、「大きくなった時に役立つ」ということを考えて選びますよね。
大きくなった時に役立てる為には、習う時の物事の吸収しやすい時を考える必要があります。
子どもは、どのお年齢でも物事の吸収がいいわけではありません。
なぜなら
- 身体の組織が完成してないとそもそも物事を吸収できない
- 運動の種類によって吸収のしやすさが異なる
身体の組織の成長しやすい時期は、子どもの頃と言っても時期は様々です。
子どもの発達に合わせて最も吸収しやすい時期に、適切な運動や学習をするのが最適だということになります。
年齢ごとのオススメ習い事
年齢ごとにオススメの習い事とその理由について説明していきます。
2歳から8歳は野球・バレエ・ダンス・新体操・体操などがオススメ
0歳〜5・6歳の子どもは
これらの身体の組織は、5〜6歳ころまでに大人の100%近くまで発育するのが特徴です。
よく幼児教育などで「5歳までが大事」ということが言われていますが、基礎の土台を作る上で大事という意味が含まれているのです。
その後の各年齢も能力を上げていくためにとても重要でしょう。
そこで野球・バレエ・ダンス・新体操・体操などをおすすめします。
2〜8歳に合った習い事を選ぶポイント
身体の状態を踏まえて習い事を選ぶポイントを解説していきます。
2〜8歳のお子さまの身体状態はこちら!
- 色々な動きをする運動遊びが効果的
- 長時間の運動は姿勢が崩れる可能性もある
色々な運動遊びが取り入れられた習い事
この時期は集中力が続かず、ルールも年少になってくるとわからない事があります。
まずはやりたい気持ちや楽しいと思える事がのちに運動が大好きになる秘訣です。
また、同じ運動ばかり繰り返すのではなくいろんな動きができると身体も均等に発達していくという理由でオススメします。
野球やバレエ、ダンス、新体操や体操がそれに当たりますが、他にも外遊びでいうと鬼ごっこや簡単なルールのボール遊び、
なわとびなどもオススメです。
長時間の運動は姿勢が崩れる可能性もある
これは長時間同じ動きをすることで鍛えられる部分が限定され、その部分のみ発達していく事が考えられるという事です。
そうなると、その習い事や外遊びの時間は身体の一部分の他は発育していかないという理由で長期的にみると身体のバランスを崩してしまう可能性も考えられます。
出来るだけ均等に、バランスよく鍛えて基礎力をつけていける事が理想的なのです。
また、肺なども発達していないので、呼吸器や持久力を鍛えてもこれらの成長期に比べると効果は出にくいです。
・リズム感覚、バランス感覚が養われる習い事
・色々な運動遊びが取り入れられた習い事
・均等にバランスよく鍛えられるような習い事を選ぼう
9歳〜12歳にオススメなサッカーやトランポリン
この時期は身体を守る役割を担う、免疫を作る組織の成長が著しいです。
9歳以前に色々な運動を体験し基礎力ができていると感覚器官(器用さ)、リズム感覚、バランス感覚の発達もほぼ完成に近づき安定していきます。
そして何よりすごいのが、9歳までの運動の土台ができていると新しい運動を何度か見ただけで、すぐにその運動を大まかにこなしてしまう時期であるという事です。
驚きですね!
9歳〜12歳に合った習い事を選ぶポイント
上のサッカーやトランポリンをオススメする理由は2つあります。
- テクニックを身につけられる最適な運動
- 7つの能力を均等に引き延すことができる運動
説明していきます。
テクニックを身につけられる習い事
この時期は上でも説明したように動を大まかにこなしてしまう時期なので、単純に筋力や体力トレーニングをするよりもテクニックを身に着けることに注力することがオススメです。
テクニックとは、リズム能力、バランス能力、変換能力、反応能力、連結能力、定位能力、識別能力のことです。
これらは運動のテクニックをつけることの基礎になります。
子ども自身がこれらの能力を均等に身につけることで運動の時以外にも、日常生活の中でケガの防止にも役立つのです。
これら全てではなくても、複数を組み合わせて身につけられそうな習い事がオススメですよ!
13歳以上では陸上などの持久力を鍛える習い事がオススメ
13歳以上になると、ホルモンの分泌の著しくなり身につけた技術を速く強く発揮することができるようになります。
また、主に男性ホルモンや女性ホルモンの分泌を促進させる時期でもありますね。
男の子が男性らしく、女の子が女性らしく変化してきます。
この時期になると、女の子は身体が丸みを帯びてくるので体操などでは引退する子も多くなるそうです。
そして、それまでに身につけた技術を磨き上げる時期でもあります。
速筋線維の発達や肺の発達が著しいので陸上などよく走り持久力を鍛える運動がオススメです。
・ホルモンの分泌の著しい
・持久力を鍛えられるような運動(習い事や部活)を選ぼう
保育士ふーみん
それはこの時期に運動をあまりやってこなかったり、やる機会がすくなかったから というのが 大きな原因であると考えられます!
運動で身についた神経系は一度その経路が出来上がるとなかなか消えません。
たとえば、いったん自転車に乗れるようになると何年間も乗らなくても、
いつでもスムーズに乗ることが出来ることからもそれが分かりますよね!
幼少期に神経回路へ刺激を与えさまざまな動きを経験させることで、後の大きな成長の下地を作っていくことができるのです。
習い事を始めるタイミングが大切
習い事を始めるタイミングはとても大切です。
日本のスポーツは、学校体育、地域のスポーツ少年団、部活動が中心に行われていますよね!
この為、スポーツをはじめる入り口となるのが小学校であるケースがほとんどです。
しかしここまで説明してきたとおり、小学生に入学する6歳からでは、すでに神経系の発育がある程度進んでしまっている段階です。
運動の基礎をつくる重要な時期の半分が過ぎてしまっていますよね!
現在ほとんどのスポーツがキッズスクールなどを展開しており、子どもがやりたいスポーツが小さいうちからできる環境が整いつつもあります。
年齢制限も幼児対象が増え親子同伴などの条件もある場合がありますが、お近くのキッズスクールなどでスポーツと触れ合うきっかけを是非作ってみてください!
そして、習い事の低年齢化の傾向は上で説明した事が世間に浸透してきていることが考えられます。
吸収しやすい時期の話をしてきましたが、反対に年齢のタイミングではない時(早すぎたり遅すぎたり)に伸ばそうとしても、能力がなかなか身につかないという事もあるので注意しましょう。
保育士ふーみん
経験年数の長さと、練習場の設備、指導者との相性の3要素が最も影響することが理由としてあげられます (ただ、公園の遊具・アスレチック・アクロバットなどでもOKですよ!)。
多くは3歳4歳から始めている!
習い事は0歳児対象のものもあり、いつから習わせたらよいか迷うところですよね。
早いと2歳から始めるという子も多いですが、実際のところ2歳ではまだ子ども自身が何をやりたいか分からず、教室で今自分が何をやっているのかを理解することはできません。
中には、教室に行くのを嫌がる子どももいるでしょう。
嫌々習い事をやりながらも
「すぐ諦める子になってほしくない」
「忍耐力を育てるために」と
なかなか辞め時が掴めずにいる親御さんも多いそうですが、「やる気のないもの」で能力を伸ばすことには限界があるので注意が必要です。
ただ3歳を過ぎてくると、話せる言葉も増えてきて自分の気持ちをうまく伝えることができるようになってきます。
自分がやりたいことや興味のあることが何となくわかってくる年頃なので、習い事をするのは3、4歳からが妥当だと言えます。
宮里 藍 ゴルフ 4歳
浅田 真央 フィギュアスケート 5歳
北島 康介 水泳 5歳
野村 忠宏 柔道 5歳
石川 遼 ゴルフ 6歳
谷 亮子 柔道 8歳
米田 功 体操 8歳
富田 洋之 体操 8歳
田臥 勇太 バスケット 8歳
中田 英寿 サッカー 8歳
吉田 都 バレエ 9歳
松井 秀樹 野球 9歳
熊川 哲也 バレエ 10歳
澤 穂希 サッカー 11歳
まとめ
子供の習い事は、時期を把握しながらも子供が興味のあること・好きなことをやらせるのが一番だと思います。
注意するべきなのは
「焦って何でも早く始めてしまうこと」です。
例えば、英才教育といって小さいころからバットとボール持たせ、投げる打つなどさせても、自らの身体を自由に動かせる能力がなければ野球のスキルも身につきませんよね。
発達段階に応じた習い事を選び、一歩ずつステップアップしていきましょう!
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