今回の記事は赤ちゃん(生後1ヶ月)の沐浴についての記事です。
病院の沐浴教室などに行ってみたものの
「実際に我が子で体験してみるとできるかどうかわからない」
「やることが多すぎてあやふやになってしまった」など
不安に思っているパパさんママさんは多いのではないでしょうか?
そんな簡単なようで難しい赤ちゃんの沐浴について、基礎から大事なポイントまでをまとめて詳しく解説していきます!
目次
沐浴ってなに?
まず、沐浴について説明していきます!
沐浴とは、生後1ヶ月までの赤ちゃんのお風呂(入浴)のことを言います。
生まれたばかりの赤ちゃんをベビーバスに入れて汚れを洗い流すことです。
「お風呂なんだから、大人と分けずに一緒に入ってはいけないの?」
と思うかもしれませんが生まれたばかりの赤ちゃんはまだ抵抗力が大人に比べて弱いので、感染症予防のために赤ちゃん専用で沐浴を行う必要があります。
感染などのリスクを下げる為にもきれいなお湯に1人で入れ、洗ってあげるのが好ましいとされています。
出産を終えたお母さまは1ヶ月健診まで湯船に入れずシャワーのみなので(こちらも感染症の予防の為)、利便性を考えても生まれてから1ヶ月の間は沐浴をするのが一般的です。
沐浴に必要なものを準備しよう
では沐浴に必要なものを準備していきましょう。
沐浴に必要なものは主に下の9つです!
- 新しいお着替え
- ベビーバス
- 洗面器(または手桶)
- ベビーソープ(または沐浴剤)
- 沐浴布(ガーゼ)・洗い布
- バスタオル
- 綿棒(おへその消毒が必要な間は消毒液も)
- 保湿液(低刺激のローション・オイル)
- ベビーバスネット
- 湯温計
湯温計は必須ではありませんが、あると便利です。
お湯の温度がわかってくるまでは使っている人が多くいらっしゃいます。
また、9つの用具はネットやご自宅近くの薬局、また西松屋などの育児に特化したお店に売っていますので見てみてくださいね!
ベビーバス(浴槽)
ベビーバスは名前の通り沐浴の時の赤ちゃんのバスタブのことを言います。
種類は大きく分けて3つあります。
- 床置きタイプ(バスタブを床に置いて使う為、丈夫にしっかりと沐浴させられる)
- シンクタイプ(洗面台にはめ込んで使う為、腰を曲げることなく作業できる)
- エアータイプ(空気を入れて使う為、使用後は小さく折り畳むことができて便利)
例としていくつかのベビーバスを紹介していきます。
床置きタイプ【スキップホップ バスタブ】
縦57cm・横40cm・高さ20cmほどのバスタブに縦47cm・横31.5cmのメッシュマットがついています。
シンクタイプ【Shnuggle シュナグル ベビー お風呂 ベビーバス ロイヤルネイビー 0~12ヶ月】
出典:Amazon co.jp
サイズは縦59.9cm・横25.9cm・高さ38.1cmです。
サイズは大きく、しかも滑り止めもしっかりしていて安心して使用できます。
月齢も12ヶ月くらいまで使用できるところが人気のポイントになっているようです。
エアータイプ【スイマーバ ベビーバス マカロンバス】
出典:Amazon co.jp
「Swimava スイマーバ ふわふわベビーバス マカロンバス」です。
サイズは外径48cm・内径30cm・高さ25cmです。
空気を入れるタイプで、ハンドポンプがついているので便利です。
赤ちゃんがしっかり座ることができてかつ2歳位までベビーバスとして使用できるので、後にプールとしても使えると人気になっています。
保育士ふーみん
短い期間しか使わないので、レンタルを活用する方法も視野に入れてみるといいでしょう!
洗面器(または手桶)
うんちの後にお尻を洗ったりと洗面器は何かと使う機会が多いのでお子さまがいらっしゃるお家には必須になってくることが一般的です。
ベビーソープ(または沐浴剤)
固形、液状、泡で出るタイプと種類が3つあります。
片手で洗うのが基本なので、固形のものだと泡立てることに苦労される方がとても多いです。
泡で出るプッシュタイプ(泡)が使いやすくてお勧めですよ!
保育士ふーみん
石鹸や沐浴剤、入浴剤で、明らかに肌が悪化する子も中にはいらっしゃいます。
【肌が弱い赤ちゃんには】
お湯だけで、優しく手のひらで洗い流し、まだ肌が湿り気を帯びている間に保湿剤を塗布します。
保湿剤は、足りない皮膚のバリア機能を補充するのでなくてはならないものです。
特にアトピーの赤ちゃんには、過剰な程に保湿してあげ、ケアをすることで肌が丈夫になっていきます。
沐浴剤とは入浴剤のようなものです。
沐浴剤も種類が多いので、パパさんママさんは探すのにレビューをみたりお友達に聞いたりと苦労している方が多いと思います。
入浴剤と同じようにお湯に溶かし、そのお湯に赤ちゃんを沐浴させます。
入浴剤との違いとして、上がり湯を使ったりする必要がなく、洗い流さないままタオルで拭き取ればよいのが特徴です。
洗い布や沐浴布(ガーゼ)
赤ちゃんが怖がらないよう、お腹の上に乗せる大判の布が沐浴布です。
顔や髪を洗うときに使う洗い布も別に必要ですが、ベビーグッズとして市販されている小さめのガーゼで大丈夫です。
もちろん、やさしい肌触りの布やタオルでも使えますので代用して用意しましょう。
バスタオル
家にあるもので十分ではありますが、赤ちゃん用に市販されている正方形の大判タオルならおくるみのように包んで水分を吸い取れるので便利です。
あると便利な沐浴用品
絶対に必要なものではありませんので必要であれば購入しておきましょう。
湯温計
適温かどうか判断するのに慣れない間はあると便利です。
ベビーバスネット
片手で赤ちゃんを支える必要がないので、万が一お湯の中に落としてしまうという心配がないですね。
両手を使って洗えるというのもメリットですので、沐浴が不安なママにお勧めです。
沐浴のポイントを紹介!回数・温度・タイミング・時間は?
手順の多い沐浴なので難しく感じてしまわないようにポイントを絞って回数・温度・タイミング・時間について説明していきます。
ポイントは下の4つです!
詳しく説明していきます。 赤ちゃんはたくさんの汗をかき、うんちやおしっこをします。 1日に1度は洗ってあげることが勧められますが季節によって 季節によって変えましょう 沐浴は時間が勝負です! 10分以内で出来るだけ短い時間にしましょう お湯の温度は、夏冬問わず39℃、40℃、41℃が目安です。 保育士ふーみん 夏冬問わず39℃、40℃、41℃! 沐浴のタイミングは 赤ちゃんのことを最優先で考えるパパさんママさんは、 できるだけ同じ時間帯にしましょう 沐浴を控えた方が良い場合について説明します。 保育士ふーみん それでは沐浴の方法の解説をしていきます。 沐浴前にタオルと着替えをセットしましょう。 洗い終わったらすぐに身体をくるんで拭けるよう、バスタオルは沐浴をする場所の近くで赤ちゃんを安全に寝かせられる場所にしいておきます。 着替えの横におへそや耳の掃除に必要な綿棒とケア用品(保湿液)も準備しましょう。 お湯が溜まったら赤ちゃんのお腹全体に沐浴布をかけ、左手で赤ちゃんの頭を、右手でお尻を支えながらお湯に入れます。 保育士ふーみん お湯へ赤ちゃんを入れる時は足からゆっくり入れましょう。 お湯でガーゼを濡らし顔を拭いていきます。 まずは、洗面器または手桶に入れたお湯でガーゼを濡らしましょう。 次に頭を洗っていきます。 保育士ふーみん 身体は首・脇・お腹の順番で洗っていきます。 腕、手、足の順に洗っていきます。 背中を洗っていきます。 最後に、同じ態勢のままお尻を洗います。 保育士ふーみん 最後に沐浴後5つのケアのポイントについて説明していきます。 沐浴・入浴後は、赤ちゃんのはだかをチェックするよいチャンスです。 オムツかぶれというのは、オムツと直接触れている肌の部分が炎症を起こして真っ赤になったり、ポツポツと小さな赤い湿疹ができたりと皮膚がただれたりする症状のことを言います。 症状が悪化すると、おしり全体が真っ赤になったり皮膚のただれた部分から血が出てしまうこともあるので、赤ちゃんはかゆみや痛みを感じてぐずったりします。 おしりをきれいにした後低刺激のオイルをつけておしりを守るベールをつくると、うんちがとれやすくオムツかぶれの予防になるのでぜひお尻のケアをしてみてください。 衣類に保護されていない顔は乾燥などの影響を受けやすく、特に赤ちゃんの柔らかいほほはカサカサになりがちです。 低刺激のローションやオイルが薬局にも売っていますのでそれらを使って保湿・保護を出来るだけしましょう。 耳も鼻も綿棒を浅く入れて汚れを取るくらいで十分です。 動かないように頭をしっかりとおさえて、片方ずつきれいにします。 水分補給について説明します。 新生児も大人子供と同様に入浴後の水分補給が必要です。 いかかでしたでしょうか。
季節によって変える
10分以内で出来るだけ短く!スピード重視です!
39℃・40℃・41℃
できるだけ毎日同じくらいの時間に統一する回数
あせもや湿疹・おむつかぶれなどを防ぐために沐浴は欠かせない日課です。
1カ月検診でお医者さんの許可が下りてから、大人と一緒の入浴に切り替えることが一般的です。
「夏は汗をかいてしまうから2〜3回」
「冬は湯冷めで風邪をひかない様に1回」
などと変えてみても良いでしょう。時間
目安は10分以内ですが、沐浴は赤ちゃんがとても体力を使うものなのでできるだけ短い時間ですませるように心がけましょう。温度
温度を確認する時には湯温計を使うといいでしょう。
お湯の温度を考えることに加えて、部屋の温度も適切に保ち赤ちゃんが風邪をひかないように環境を整えましょう!
寒い場所での沐浴は避け、20~24℃の暖かい部屋で行いましょう。
事前に暖かい部屋にベビーバスを持ってきたり、お風呂場を温めて行うのがおすすめです。
20~24℃の暖かい部屋で行いましょうタイミング
「絶対にお昼じゃなきゃいけない」
「絶対に夕方じゃないといけない」
という決まりはありません。
毎日同じくらいの時間にすることを心がけましょう。
「赤ちゃんのタイミングに合わせなきゃ!」
と考えることがあるかもしれません。
でも大丈夫です!
お家の方の生活時間と赤ちゃんの生活リズムが合う時で調整してみましょう。こんな時は沐浴を控えよう!
以下が控えた方が良い場合です。
こまめに着替えさせる、汚れた部分を拭いてあげるなど沐浴以外の方法でできるだけ清潔を心がけ、他に頼れる人に沐浴をお願いするのも1つの方法ですよ!いざ沐浴!!
着替えは、適度に暖かい部屋に着せやすい状態で準備しておきましょう。
あらかじめ肌着の袖を服の袖に通して1つにし、前を開いておきます。
その上にオムツを乗せ、こちらもすぐにはかせられるよう開いておくとスムーズに着替えができます。
入浴後にお湯をタオルで拭いてから使います。
ためている間に、ベビーソープや洗面器、沐浴布など必要なグッズを準備します。
お湯がたまったら手早く服を脱がせ、冷める前に沐浴を始めます。
全身がお湯に入ったら左腕をベビーバスの内側につけるようにして安定させ、お尻を支えていた右手を離します。
目の周り、おでこ、ほっぺ、鼻、あごと、上から順に洗っていきます。
皮脂が多くなってきたら、ガーゼではなく手にソープをつけて洗ってあげましょう。
皮脂が多くなっても洗う順番は同じです。
右手にソープをつけて大きな円を描くように洗い、お湯ですすぎます。
皮脂が増えてくる頃から念入りに洗いましょう!
首や脇の下にはしわが多く思った以上に汚れているので丁寧に洗いましょう。
手のひら全体にソープをつけ、腕は脇から、足は足の付け根からくるくると螺旋(らせん)を描くように手先・足先に向かって洗いましょう。
赤ちゃんは手をぎゅっとにぎっていることが多いので洗っているお父さまお母さまの親指を入れてやさしく開き、そのまま手を放さずお湯につけてソープの成分を落とします。
背中を洗うときは、赤ちゃんを洗っている人の腕の方に回してうつ伏せにし、ひじと手首の間で赤ちゃんの胸を支えて態勢を安定させます。
右手にソープをつけ、なでるように優しく洗いましょう。
お尻が終わったら上向きの態勢に戻して、脚の付け根と陰部を洗います。
全身を洗い終えたら、洗面器に入れたきれいなお湯ですすいであげましょう。
割れ目やひだの間まで丁寧に洗いましょう。
男の子の場合は、陰嚢(いんのう)の裏も忘れずに洗います!最後に!沐浴後5つのケアポイント
赤ちゃんの身体チェック
いつもは見ることのできない背中やわきの下、耳の後ろなど洗い残しや湿疹がないかを確認しましょう。
体調の変化などを見過ごすことなく見つけることにもつながります。オムツかぶれ防止のお尻ケア
お顔ケア
綿棒でお耳とお鼻のケア
赤ちゃんはよく動いたり、時には嫌がったりすることがあるので、奥に入れすぎたり掃除をしすぎたりしないよう気をつけましょう!水分補給
沐浴では赤ちゃんも体力をたくさん使っており、入浴後の体温上昇で汗をかいている可能性もあります。
ミルクや母乳、または15分から20分程度お湯を沸騰させてさらに熱を冷まして飲みやすくした「白湯」などで水分補給を行いましょう。
まとめ
手順の多い沐浴ですが、基本的なポイントを押さえれば問題なくこなせる様になっていきます。
少しでも負担少なく沐浴ができる様なお手伝いができると幸いです!