cresc.(クレッシェンド)デクレッシェンドの意味を解説【初心者むけ】

クレッシェンド とは?

クレッシェンドとは、イタリア語で「次第に音を強く」という意味です。
「f」(フォルテ)や「p」(ピアノ)などといった、強弱記号の一つになりますね!

クレッシェンド の効果とは?

サメ

クレッシェンドには、曲の表現をより豊かにする、という効果があります。
実際の曲で確認してみましょう!
「ジョーズのテーマ」という曲はご存知でしょうか?

サメが人間を襲いまくるという怖い映画のテーマソングなのですが、
この曲はcresc.(クレッシェンド)が多く使われています。

聴いてみると、サメが近づいてくる雰囲気がするのではないでしょうか…

引用元:YouTube

こ…怖いピヨー!!!!!!!

ピヨ太

くま先生

小さい音から大きい音に…だんだん音が強くなってきているね!!サメがどんどん近づいて来る感じがクレッシェンドによって表されているね!
クレッシェンドの効果、すごいピヨー!

ピヨ太

もしクレッシェンドがついてなかったら、ただ単に2つの音が続いている、単調な曲となってしまいますね!笑
このように、クレッシェンドは、曲想を豊にする効果があるのです。

楽譜ではどのように書く?

クレッシェンドは、楽譜では様々な形で書かれます。
音を大きくし始めるところに「cresc.」や「crescendo」と表記する時や、 「<」のように、松葉のような記号で書くときもあります。 クレッシェンドこの場合は、ミの音からドの音にかけて音を強くしていきます。
変化をゆっくり付けたい場合は、以下のように単語を分けて記載するときもあります。
「cre….sc…en…do」「cresc……endo」

くま先生

楽譜の中で見落とさないように気をつけようね!!

デクレッシェンド とは?

「decrescendo(デクレッシェンド)」とは、「次第に弱く」という意味です。
クレッシェンド とは反対の意味になりますね!
またデクレッシェンドと同じ意味の音楽用語で、「ディミヌエンド」というものがあります。
楽譜上では、「dim.」または「dimin」のように表します。

楽譜ではどのように書く?

楽譜上では、音を弱くし始める時に「dim.」と表記する時や、 「>」のように、松葉のような記号で書くときもあります。 デクレッシェンド

上記の譜例の場合は、ソの音からファの音にかけて音を弱くしていっています。

くま先生

クレッシェンドと松葉の向きが逆だね!
今回のポイント
  • クレッシェンドとは、「次第に強く」という意味
  • デクレッシェンドは、「次第に弱く」という意味

これからも、一緒に音楽の勉強を頑張っていきましょう!

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